住宅ローンの審査

1,000万円以上の費用がかかることの多い注文住宅の支払いは、住宅ローンを利用して数十年かけて
返済していく方が一般的かと思います。

また住宅ローンが初めてでしたら、注文住宅を建てる流れの中で、「いつ住宅ローンの手続きをしたらいいのかわからない」、
「ローンの支払いが始まるのはいつ?」といった疑問にも直面するでしょう。
そのときになって困らないために、注文住宅のローンを組む時期、支払い開始の時期についてご紹介します。

・住宅ローンを利用するには審査があります
住宅ローンを利用する上で、必ず必要となるのが審査です。
審査に通らなければ住宅ローンの利用はできず、家を購入するのも不可能です。
住宅ローンに審査がある理由は、返済ができるのかどうかを見極めるためです。
「返済は不可能」と判断された場合、審査は通りません。

・住宅ローンの事前審査
住宅ローンの審査は、事前審査と本審査の2段階となっています。
事前審査では、土地や建物の金額・収入や職業・勤務先を見て判断します。
最近はネットから事前審査を受けることができますが、ネットで申し込む際には収入証明書の提示が求められます。

・住宅ローンの本審査
事前審査に受かったら、いよいよ本審査に突入します。
審査の内容は事前審査と同じではあるものの、より詳細に審査されることになります。
また物件に関する資料の提出も求められるので、前もって準備だけは済ませておきましょう。
本審査に通ると、住宅ローンの契約となります。
審査にかかる期間は、トータル3週間前後と見て良いでしょう。
ハウスメーカーと提携している住宅ローンであれば、もう少し早くなります。

建築業者にもよりますが、請負契約時・着工時・上棟時に支払いが発生する場合、自己資金で支払う用意が
できなければ「つなぎ融資」を受けて支払うことになります。
つなぎ融資とは、住宅ローンを利用する予定の金融機関から提供を受けることで、抵当なしで借りることができ
、建築業者に着工金や中間金などを支払うことができます。