注文住宅のこだわりに要注意
・こだわり過ぎは禁物
注文住宅は「こだわり」を直接反映できることから、かなり話題になっています。
憧れの部屋や間取りが実現できるとあっては、こだわらない訳にはいきません。
しかし何事にも程々が肝心なように、こだわり過ぎると手痛い失敗が待ち受けています。
・こだわりへの熱意
例えば開放感を得たいがために、リビングを吹き抜けにするとします。
吹き抜けのリビングは見た目もオシャレで、取り入れたいとおもうのも当然です。
太陽の光も入りやすくなっており、上手く利用すれば過ごしやすくなるでしょう。
しかし、吹き抜けになっているからこそのデメリットがあるのも忘れてはいけません。
暖かい空気は上に・冷たい空気は下に行くので、冬は尋常じゃないほど寒いです。
吹き抜けのリビングを考えるのなら、同時に部屋を温かくする方法も考える必要があります。
収納自体が狭かったため、理想としていたものとまったく違ったものになってしまったや、
庭を削ってまで広いリビングにしたが、その結果、固定資産税が高くなってしまったなど憧れが
強すぎたばかりに、その憧れが仇となってしまうことがあります。
・使わない設備は取り入れない
設備にこだわりたいという方も、多いでしょう。
しかし設備にこだわり過ぎてしまうと、意外と使わないものです。
設備にこだわるのは良いことですが、本当に必要かどうかをしっかり検討して下さい。
後悔しないマイホームを建てるには、建築家に細かく質問をする、モデルハウスを見に行くなどして
事前に確かな情報を入手しておくことをおすすめします。
実際に家を建てたかたに聞くのも間違いではありませんが、それぞれの生活環境などが違うため、
自分の望んている家のイメージを明確に、相談することをおすすめします。
自分の理想を追求するには注文住宅が適していますが、あまりに自分の理想にこだわりすぎてしまうと、
それにばかり注意がいってしまい、周りが見えなくなってしまいがちです。
そうした失敗をしないためにもまずはプロの建築家と十分に話し合いましょう。